
米国株が良いと聞いた。
早速買ってみたいけど、どの企業を買ったらいいかわからないぞ。

そんな方に最初におすすめしたいのが、ETFの「VOO」です
「米国株投資を始めてみたいけど、どの企業の株を買えばよいのか分からない」
という方は、多いと思います。
そんな方におすすめなのが、VOO(バンガード・S&P500 ETF)です。
米国株には投資したいが、どの企業に投資するか迷っている人におすすめできるETFです。
この記事では、米国株のETFであるVOOについて丁寧に解説します。
- VOOとは、「S&P500」指数への連動を目指すETF
- VOOは、成長トレンドを続けてきた米国株式市場に投資できる金融商品
- VOOは保有コストが安く、リスク分散できるため、長期投資に向いている
米国株ETFの「VOO」とは?

「VOO」とは、バンガード社が提供するETFで、正式には「バンガード・S&P500 ETF」といいます。
米国株式市場のパフォーマンスを示す「S&P500」指数への連動を目指すETFです。
VOOの投資対象は米国大型株式が大部分を占め、米国の主要業種を代表する500銘柄で構成されています。
米国市場のボラティリティ上昇やインフレの高まりといった懸念はありますが、VOOはこれまで継続に成長してきた実績があり、人気のETFです。
投資家の米国景気の成長に対する自信と、米国株式市場に対する期待が見られます。
「ETFって何?」という方向けの解説は、こちらの記事に掲載しています。
「VOO」の魅力

VOOの魅力は、なんといっても以下2点につきます。
- 長年成長を続けてきた米国株式市場に投資できる
- 投資コストが非常に安い
- 500社に分散投資できる
詳しく解説します。
長年成長を続けてきた米国株式指数であるS&P500に投資できる。

上の図は、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500の、過去約60年のチャートです。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所、NYSE American、およびナスダックに上場している主要企業500社の株価を基に、時価総額加重平均で求めた指数です。
アメリカ経済を表す指標とされており、投資家に注目されている指数なのです。
何度か暴落しながらも、右肩上がりに成長していることが一目でわかると思います。
この、成長トレンドを続ける米国株市場に投資できることが、VOOの大きな魅力です。
大きな暴落もありますが、5年程度で戻ることが多いです。
ドルコスト平均法で投資していれば、暴落後に元に戻っただけでも利益を出すことができるのです。
投資コスト(経費率)が非常に安い
VOOは、経費率が年0.03%(税込)と、非常に安いことが特徴です。
FIREを目指して長期投資を行う場合、保有するだけで発生するコストである「経費率」が非常に重要です。
徹底的にこだわることをおすすめします。
経費率とはETFを運用するために必要な費用が、ETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したものです。
500社に分散投資できる
FIREに向けて、長期間かけてじっくりと資産を増やしたい場合には、分散投資によりリスクを抑えた運用をすることが大切です。
例えば、株式投資において、一つの銘柄への集中投資はハイリスクハイリターンです。
幸運にもその銘柄が大きく値上がりすれば、資産を大きく増やすことができますが、逆にその銘柄の価格が大きく下落すると、大きな損失となります。
着実に資産を増やすためには、できるだけ多くの銘柄に分散することで、リスクを抑える方が賢明なのです。
VOOの投資対象は、アメリカの代表的な企業で、500社もあります。
したがって、VOOを買うだけで、幅広い企業に分散投資してリスクを抑えることができる点も、VOOの大きなメリットです。