日本時間の8月5日夜に、イーサリアム(ETH)に対してアップグレード「ロンドン」が実装されました。
今回のアップグレード「ロンドン」は、ETHのマイニングアルゴリズムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行するための事前準備の一環といえます。
ロンドンへの期待により、数日前からイーサリアム(ETH)の価格は上昇を続けていました。
ロンドンが無事に実装され、イーサリアム(ETH)は更に高騰し、一時31万円に達しました。
しかし、ロンドンはゴールではありません。
イーサリアム(ETH)は、現在、PoWからPoSに移行する過渡期です。
長期的な視点では、更なる大きな価値の上昇が期待できるのです。
イーサリアムの開発に携わるイーサリアム財団は、「PoS移行後にはイーサリアムの消費電力は現在の99.95%以下になる」と予測しています。
電力消費の問題は、ビットコイン(BTC)の欠点であり、テスラがビットコイン決済から撤退した原因です。
投資家の目が厳しい大企業にとって、ビットコインは、地球温暖化の面で課題があり、使いづらい資産なのです。
イーサリアムがPoWからPoSに移行することで、電力消費が改善されれば、大企業にとって非常に使いやすい資産になります。
そのため、暗号資産の王者の座を、イーサリアムが奪う可能性すらあり得るのです。
その日を期待しながら、筆者はイーサリアムを長期ホールドしています。