【ETH】暗号資産イーサリアム(Ethereum)とは? 特徴と今後の見通し【仮想通貨】【2021年最新】

イーサリアム(ETH) 暗号資産(仮想通貨)
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イーサリアム(ETH)とは?

イーサリアム(ETH)

「イーサリアム」(Ethereum)とは、ロシア系カナダ人であるヴィタリック・ブテリン氏によって開発された、分散型アプリケーション(dApps)やスマートコントラクトを構築するためのプラットフォームの名称です。

このプラットフォーム内で使用されるネイティブトークンをイーサ(Ether/ETH)といいます。

日本では、プラットフォームを意味する「イーサリアム」と、通貨を意味する「イーサ」を、区別せずに「イーサリアム」と表現することが多いです。

このブログでも、原則として両者を区別せずに、主として暗号資産(仮想通貨)のイーサのことを「ETH」と記載しています。

イーサリアム(ETH)の特徴

スマートコントラクト

イーサリアム(ETH)の大きな目玉として、「スマートコントラクト」技術を実装していることが挙げられます。

いわば、「お金自体にプログラムできる仕組み」なのです。

スマートコントラクトとは、人の手を介さずに契約内容を自動で実行してくれる仕組みのことです。
ここでの「スマート」とは、「賢い」という意味ではなく、「自動的に実行される」ということを表しています。

「一定のルールで、プログラムが自動的に実行される」という仕組み自体は、必ずしも新しいものではありません。

暗号研究者として知られるニック・サボ(Nick Szabo)氏は、ビットコインが誕生するより前の1990年代には、すでにスマートコントラクトという考え方を提唱していました。

なお、このニック・サボ 氏は、一説ではサトシ・ナカモトの正体とも言われている人物です。

彼は、スマートコントラクトの一例として、自動販売機を挙げました。
自動販売機は、皆さんご存じの通り、「欲しい商品を選択し、代金を投入する」というルールが満たされると、その商品を払い出すというプログラムが自動で実行されます。
自動販売機はずっと昔から存在しますが、これがスマートコントラクトの原始的な形だと言えます。

通常、取引は、「相手を信頼すること」で初めて成立します。
疑わしい相手・信頼できない相手とは、普通は契約を締結しないのです。

スマートコントラクトが導入されると、「取引相手が信頼できるか」を気にしなくて良くなります。
仕組み自体が信頼できるのであれば、取引相手が信頼できるかは関係なく、確実に契約が履行されることを期待できるのです。

スマートコントラクトのメリット

スマートコントラクトには、以下のようなメリットがあります。

スマートコントラクトのメリット
  • どんな相手でも、確実に契約が守られると信じることができる。
  • 第三者の仲介が不要になるなど、取引コストを削減できる
  • 取引内容がブロックチェーンに記録され、誰でも参照できるため、取引の透明性が高い

このように、 スマートコントラクトは、暗号資産(仮想通貨)の送金機能だけでなく、商品の売買や不動産取引などにも応用できる可能性があります。

様々な分野・ビジネスで利用され、ニーズが更に広がっていくと考えられるのです。

そのため、暗号資産(仮想通貨)としてのイーサ(ETH)のニーズが上昇し、価値が上がることも期待できますね。

dApps 構築のプラットフォーム

イーサリアム(ETH)のもう一つの特徴は、分散型アプリケーション(dApps)を構築するための開発環境を提供するプラットフォームとしての機能です。

dAppsは、企業や政府、銀行などの管理者がいなくても稼働するアプリケーションのことです。
アプリケーションの参加者たちがデータを分散管理することで、管理者不在のアプリケーション構築を可能とし、仕様変更などの意思決定に誰でも関わることができるのです。

イーサリアム(ETH)の登場により、dAppsの開発が容易となり、多くの人がdApps開発に参入できるようになりました。

イーサリアム(ETH)は、ブロックチェーンの持つ「分散管理」という特長を、更に幅広く社会で応用できるようにした革新的な技術なのです。

イーサリアム(ETH)の登場により、様々なアイディアが、簡単にdAppsで実現できるようになりました。
これまでに、数多くのプロジェクトがイーサリアムから生まれています。

イーサリアムを用いたプロジェクト

イーサリアムはDappおよびスマート・コントラクトを実現するためのプラットフォームです。

これまでに、イーサリアムを用いた様々なプロジェクトが生まれています。

イーサリアムから生まれたプロジェクト
  • 分散型(管理者不在)の取引所である「Uniswap」
  • 分散型(管理者不在)のレンディングプラットフォームである「Aave」
  • 分散型(管理者不在)の予測市場プラットフォームである「Augur」
  • オープンソースの開発プロジェクトを支援する「Gitcoin」
  • 自律分散型組織(DAO)の組成や設立を支援する「Aragon」

イーサリアム(ETH)の歴史

イーサリアム(ETH)の構想は2013年に、当時学生だったヴィタリック・ブテリン氏によって示されました。

ヴィタリック・ブテリン氏は、高校時代に出会ったビットコイン(BTC)にインスパイアされ、大学時代にはコンピューターサイエンスを専攻しイーサリアム(ETH)の原型となるプロジェクトに趣味で取り組みましたが、次第に学業よりも時間を割くようになり、大学を退学してイーサリアム(ETH)の開発に本腰を入れることになったのです。

2014年2月に最初のPoCとして、イーサリアムのクライアントがリリースされました。

それ以降も順次開発が進められ、現在でも段階的にアップデートされています。

現在は、イーサリアム2.0とも呼ばれる「Serenity」というアップグレードの最中です。

段階的にいくつかのアップグレードが適用され、いずれはPoSのコンセンサスアルゴリズムが導入される予定です。

PoSについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ビットコインに次ぐ第二の暗号資産(仮想通貨)でありながら、まだまだ大きく進化することが決まっているのです。

将来が楽しみですね。

イーサリアム(ETH)の今後の展望・見通し

上のチャートは、2017年から2021年(8月)までのETH/USDのチャートです。

2017年6月には420ドル、2018年1月には1419ドル、2021年5月には4384ドルと、年々、最高値(ATH)を大きく更新していることが見て取れると思います。

イーサリアムは、この記事でも紹介した通り、

  • 現在は、PoSなどを実装した「イーサリアム2.0」への移行期である
  • イーサリアム(ETH)は、アップデートが適用されるごとに、価格が大きく上がっている
  • スマートコントラクトなど、イーサリアム(ETH)がもたらすイノベーションは、まだ社会に十分浸透しているとは言い難く、上昇余地が極めて大きい

といった理由で、筆者としては、イーサリアム(ETH)の価値は今後も大幅に上昇するだろうと見込んでいます。

筆者の「攻めのポートフォリオ」を中心で支えている資産でもあります。長期間ホールドする価値が十分にあると考えています。

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